更新日:2019. 10. 10.
無光触媒の抗菌
こちらの記事では、無光触媒コーティングをご紹介しています。どのような効果が期待できるコーティングなのか、また光触媒との違いなどについてまとめていますので、コーティングについて知りたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
無光触媒で期待できる分解・抗菌
無光触媒とは、光を必要とせず、空気に含まれている水分子を取り込む酸化還元作用によって触媒効果を起こすと考えられているものです。この無光触媒は臭いを分解するとされていますが、それと同時に有害な化学物質も分解するともいわれています。
さらに目には見えない雑菌が空気中にたくさんありますが、このような雑菌の繁殖も防ぐとされているなど、さまざまなメリットがあるといわれています。
光触媒との違い
無光触媒は光を必要と性質を持つことから「空気触媒」とも呼ばれます。それに対して、光触媒は太陽や蛍光灯などの光(紫外線)が当たると、触媒作用を発揮するという特徴を持っています。この点が無光触媒と光触媒の大きな違いといえるでしょう。
またそれぞれの利用シーンをみると、無光触媒は室内や電車、車など内部に施工することが向いていますが、光触媒の場合は外壁や高速道路の防音パネルなどに採用されているケースがみられるといったように、建物の外部に採用されていることも多くなっています。
コーティングの頻度
無光触媒コーティングの施工を行うかどうか検討する場合には、「どれくらいの頻度でコーティングを行うのか」という点は知っておきたい部分といえるでしょう。ここでは、コーティングの頻度についてまとめました。
コーティング効果は光なしで持続できる
例えば光触媒の場合は、紫外線が照射されることによってさまざまなメリットを得られます。この点から、あまり光が当たらない場合には効果を発揮できないといった面もあります。
しかし、無光触媒コーティングは光を照射する必要がないことから、屋内で光が当たらないところに施工したとしてもコーティングの効果が期待できる点がポイントです。そのため、24時間その効果が持続する点がポイントのひとつといえるでしょう。
無光状態でいつまで効果が続くか
また、気になるのが「コーティングを行った場合にはどれくらいその効果が持続するのか」という点ではないでしょうか。無光触媒コーティングを行った場合、その効果が持続するのは3〜4年とされています。光が当たらない場所でもその効果が発揮できるとされている点に加えて、汚れが付着しにくい点も無光触媒コーティングの特徴のひとつとされており、汚れによって得られる効果が減ってしまうことも防げるという面もあります。
この点から、無光触媒コーティングの場合は1度コーティングを行った後は3年から4年の頻度で再度コーティングを行っていけば良いとされています。
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