更新日:2018. 3. 27.
光触媒と無光触媒の違い
光触媒と無光触媒の違いってなんですか?とよくお問い合わせを頂きます。
無光触媒は光(紫外線)ではなく、空気中の水と酸素に酸化還元反応しますので、空気触媒とも呼ばれています。大きくカテゴリを分けますと、光触媒は高速道路の防音パネル、外壁など主に「外部」に採用に対して、無光触媒は室内、車、電車、バスなど「内部」に向いています。
どちらも触媒反応は似ていまして、光触媒(二酸化チタン)光(紫外線)が当たると、その表面から電子が放出しまます。電子が抜けると「穴」が空き、そこはプラスの電荷を帯びています。この「穴」は強い酸化力をもち、水分に含まれるOH-(水酸化物イオン)などから電子を搾取するので、電子を失ったOH-はとても不安定なOHラジカルになりますが、このOHラジカルは強力な酸化力を持っており、近くの有機物から電子を奪い自分自身が安定になろうと働きます。この電子を奪われた有機物は結合を分断されるため、最終的には二酸化炭素や水となり大気中に発散していきます。
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